順天堂大学画像診断・治療学 医局ブログ

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米国の intervention を視察するため Seattle、LA、SF を訪問しています ( Seattle )

米国におけるinterventionの実際を視察するため8月7日(日)から14日(日)までシアトル、ロサンジェルス、サンフランシスコを訪問しています。

シアトルは肌寒く感じられ、日本の4月上旬のようです。夕方に日本を発ちましたが、当日の朝にシアトルにつきました。時差ボケをしないよう屋外で過ごすためSpace NeedleやSafeco Fieldに行ってみました。

8日はOverlake Hospital Medical Centerを訪問しました。Ablation予定の症例がキャンセルとなってしまったとのことでinterventional radiologistのDr. Osmisと話をしただけでした。彼はOverlake Hospital Medical CenterとSwedish Medical Centerを兼務しているとのことです。彼らは病院に所属しているのではなく、幾つかの病院グループと契約をして、IVRや読影などを行なっているとのことでした。米国では年間100例のablationを行なっていればhigh volume centerであり、一般病院のほうが大学病院よりも症例が多いとのことでした。
その後、Pike Placeに行き、景気付けのパフォーマンスとして魚を投げるPike Place Fish MarketやStarbucks Coffee1号店を見て歩きましました。

9日はSwedish Medical CenterでDr. OmdalのCT-guide下のablationを見ました。症例はHCC、50代の男性で3月にTACEが行なわれています。術前のEOB-MRIは5月中旬のものでした。
11月には移植の順番が回ってくるのでそれまで持たせればよい、とのことでした。
全身麻酔下で行なっていますが、CT撮影時や電極の挿入時には、呼吸を停止させるためレスピレーターの接続をはずしていました。
肝S4の2cmの病変ですが、焼灼後に電極を肝外まで引き抜き方向を少し変えて挿入を繰り返し計3回焼灼していました。
電極挿入時やablation実施中は画像による観察をしていないのは驚きでした。
最後に単純CTを撮り焼灼十分と評価していました。

椎名秀一朗

 

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