順天堂大学画像診断・治療学 医局ブログ

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イルクーツク医科大学100周年記念国際シンポジウムに出席するためロシアを訪問しました

イルクーツク医科大学100周年記念国際シンポジウムに出席するため、10月1日(火)~6日(日)の日程でロシア・イルクーツクを訪問しました。

ロシアは初めての訪問でしたが、往路は直行便がなく成田から2時間15分のウラジオストク経由でロシアに入りました。一番驚いたのは、西へ向かったのにウラジオストクでは日本との時差がプラス1時間になったことでした。その後、4時間半の乗り継ぎ便で夜中にイルクーツクに到着した時には、マイナス1時間の時差に変わっていました。東京との気温差は20度でした。

翌2日(水)はイルクーツク医科大学100周年記念国際シンポジウムinnovations in the diagnostics and treatment of hepatocellular carcinoma で「Ablation in Japan」「Ablation for hepatocellular carcinoma」の二つの講演を行いました。

3日(木)はシンポジウム招待者のバイカル湖へのツアーでしたが、夜にはイルクーツクアートミュージアムでのオフィシャルレセプションがありました。

4日(金)は、イルクーツクがんセンターを訪問しました。
ロシアでは肝癌に対する生体肝移植も行われていますが、ラジオ波、マイクロ波等のアブレーションは普及していません。院長からは、順天堂のトレーニングプログラムに二人のドクターを派遣したい、また必要機器は買いそろえるのでイルクーツクでの治療を行って欲しいとの話がありました。

病院内では、ロシア国営放送のインタビューを受けました。

夜には記念式典がイルクーツクのミュージックシアターであり、オーケストラ、マーチングバンド、バレエ、歌や踊りなどの後に、来賓からの挨拶があり、記念品贈呈などがありました。その後ロビーでの立食パーティーとなりました。

ロシアの伝統や文化を感じることができた記念シンポジウムの日々でした。
3日のバイカル湖観光と5日(土)の市内散策は別途記載します。

6日(日)の帰路は直行便でのフライトとなりましたが、イルクーツク滞在中は全日快晴無風の天候に恵まれ(日中気温が15度くらい)あまり寒いと感ずることなく帰国することができました。

椎名秀一朗

                

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