第1回Japan Ablation Webinarを開催しました
8月7日(金)の19:00から第1回Japan Ablation Webinarを開催しました。
このWebinarはAblation技術の普及と向上を目的として、経験豊富な先生から未経験の先生まで学ぶことができるよう企画しました。
事前登録者は239名で、その内213名が参加しました。これとは別に登録なしでZoomのURLから直接Webinarに入った先生方もいたようです。
19時、椎名教授がAblationの実績やコロナ時代にJapan Ablation Webinarを実施する意義を説明し、Webinarがスタートしました。
第一部は飯塚病院の本村健太先生が「国産初のRFA機器の使用経験」の講演を行ない、その後質疑応答がありました。
第二部の「Ablation Case Studies」には国内外からの応募がありましたが、今回は帝京大学の浅岡先生、岩手医大の遠藤先生、シンガポールのDavid Lim先生、大阪市立大の野々村先生が症例を提示しました。座長はNTT東日本関東病院の寺谷卓馬先生、当教室の丸山紀史先生でした。
各症例に対しては事前に質問や意見を受け付けていました。また、Zoomを介してその場で新たな質問やコメントがあり、それに症例提示者等が答え、Webinarならではのディスカッションが行われました。また丸山先生からは当院での類似症例が画像(動画)で提示解説されました。椎名教授も解説やアドバイスに加わり、他院のAblation経験の少ない先生方にとっては大変勉強になったようです。(事後アンケートによる)
終了は20時50分と、予定時間を50分もオーバーしてしまいましたが、初めての試みにもかかわらず通信上のトラブルもほとんどなく、主催側にも参加者にも新鮮で有意義なWebinarになりました(下図アンケート参照)。なお、Webinarの登録サイトなども業者のサポートなく当教室で独自に作成しました。今後、このような機会が増えると思われますので良い経験になりました。
いくつかの反省点も含め、さらに充実した第2回開催へ向け準備を始めます。次回は9月に予定します。
優秀ディスカッサント賞、最優秀症例報告者賞は下記の通りです。
♦優秀ディスカッサント賞 (5名前後。メールでいただいた質問、コメントも賞の対象となります)
*谷木信仁先生(慶應義塾大学) 特別賞としてトラベルアウォードも贈呈
東瀬菜先生(大阪医療センター)
高谷広章先生(奈良県立医科大学)
堀田直樹先生(増子記念病院)
畑中健先生(群馬県済生会前橋病院)
小宮山泰之先生(山梨大学)
狩山和也先生(岡山市立市民病院)
以上7名
♦最優秀症例報告者賞(1名)
遠藤啓先生(岩手医科大学)