第16回アブレーション(RFA&MWA)トレーニングプログラム開催:2日目
第16回アブレーショントレーニングプログラムの2日目は、午前8時30分よりIVO室にて4例(MWA 3例、RFA 1例)のlive demonstrationsを行いました。症例毎に適切な体位を選択することの重要性、人工腹水法や人工胸水法、フュージョンイメージングや造影超音波を用いたアブレーションを実感してもらいました。また、穿刺専用プローブや治療専用ベッドがいかに有用かも理解してもらいました。
その後、昼食をとりながら各施設から持ち寄ったアブレーション困難症例検討会②が行われ、午後は寺谷卓馬先生(NTT東日本関東病院)が「転移性肝癌のアブレーション」のレクチャーを行ないました。休憩後、各施設から持ち寄ったアブレーション困難症例検討会③を行いました。受講者より多くの質問が出て、活発な議論が行われ、続けて椎名教授が「アブレーションの総括と展望」のレクチャーを行ない、ラップアップ(集合写真撮影・修了証授与)があり、16時30分、全プログラムを終了しました。
4年間ぶりのトレーニングプログラム開催を待っていた受講者の期待と熱意が強く感じられた2日間でした。
今後は、9月に実施する9th International Ablation Training Programがあり、来年3月にはAPASL 2024 Kyoto – The Center of Hepatology が開催されます。
〇開催後、2名の先生から以下の感想(一部略)が送られてきました。
「トレーニングプログラムを開催していただき誠にありがとうございました。以前より大変心待ちにしていた中、今回トレーニングプログラムが開催されるとお聞きし、とても楽しみにしておりました。2日間は大変充実した研修を受けることができ、また日常診療での疑問点なども沢山質問させていただくことができました。」
「世界最高の技術を学びたくて楽しみにしておりましたが期待以上のものでした。惜しみなく色々なことを教えて頂き大変感謝しております。また椎名先生が20年前の自分が東大研修医だった頃と全く変わらない若々しさと情熱を保ち続けていることに驚きました。来年度はうちの若手にも参加させようと思います。」