第55回日本癌治療学会学術集会報告
2017年10月20日(金)から22日(日)までパシフィコ横浜で第55回日本癌治療学会学術集会が行われ、椎名教授、永松先生が参加しました。全国各地に豪雨、強風の被害をもたらした「超大型・強い勢力」の台風21号が関東地方を通過するとあって何となく落ち着かない雰囲気もありましたが、免疫チェックポイント阻害剤などの話題もありたくさんの医療関係者が集まりました。
椎名教授は臓器別シンポジウム16「それぞれの癌」で「肝細胞がんの非外科的治療」の講演を行ないました。
講演後、椎名教授はスウェーデンの肝細胞癌治療について講演したProf. Naredi (Department of Surgery, Sahlgrenska University Hospital, University of Gothenburg) と意見交換を行ないました。Prof. Naredi は外科医であり、現在は肝切除と肝移植を行っているとのことですが、以前の病院では ablation も行っていたとのことです。スウェーデンでは ablation による局所制御は良好なのに5年生存率は32%しかないとのことで、私たちの治療成績やRFAトレーニングプログラムに興味があり、次回のトレーニングプログラムには ablation を担当している同僚を送りたいとのことでした。
また、永松先生は一般口演39「肝臓 内科治療」で「高度脈管侵襲を有する進行肝細胞癌に対する肝動注化学療法を中心とした集学的治療」の発表を行ないました。
(写真はクリックすると拡大します)