今年最後の臨床リサーチカンファと納会
12月28日の夜、今年最後の臨床リサーチカンファの後、ビールで乾杯し医局の納会としました。その際、各自に今年達成したことや来年に向けての課題などをまとめてもらいました。
清水遼
<今年達成したこと>
- 英語での学会発表計5回(The 24th Asian Pacific Association for the Study of the Liver, The 6th Asia-Pacific Primary Liver Cancer Expert Meeting, The 2nd Asian Conference on tumor Ablation )
- 日本肝臓学会 学会誌「肝臓」の短報に投稿(2回reviseを行ない最終結果待ち)
<来年に向けての課題>
- 英文誌へ論文を投稿する
林学
<今年達成できたこと>
- 数多くのRFAに携わることができ、体位変換や人工腹水・
胸水作成によって病変の見え方が大きくかわり、 RFAを安全に行えることを知ったこと。
<来年に向けての課題>
- 論文を作成し、英文誌へ投稿する。
- 肝腫瘍に対するRFAをより効果的に行えるよう、
1例ずつを大切に検査、治療を行なっていく。
谷木信仁(非常勤助手・慶応大学大学院生)
<今年年達成したこと>
- 国際学会での発表、APASL 2015(2015年3月);イスタンブール、2nd ACTA(2015年10月);福岡
- 国内学会での発表、第51回日本肝癌研究会(2015年7月);神戸、34回Microwave Surgery研究会(2015年9月);東京、JDDW2015(2015年10月);東京
<今年の目標>
- 論文の投稿
金澤亮
<今年の達成>
- 膵臓学会誌30巻5号に症例報告が掲載された。
- ERCP、EUS-FNA,TACEでたくさんの症例を経験でき、入院延長となる偶発症は認めなかった。
<来年の目標>
- 英語論文を投稿し、掲載される。
- 胆(胆石、胆嚢ADMなど)、膵(慢性膵炎、IPMNなど)疾患で癌のrisk factorを有するの外来•患者さんのフォローを慎重に行い、胆膵領域では発見が難しい早期癌を見落とさないようにする。
佐藤公紀
- 今年達成したことは、
6月と8月に当教室で開催された第5回と6回の国内向けRFA training programと11月に開催されたInternational RFA training programを無事終了出来たことです。 4月から赴任した自身にとってはとても大きな経験であり、 11月の会では海外のDrに向けて自分のstudyを英語で発表 する経験をさせて頂きました。 - 来年の抱負は、RFAの技術を少しでも向上させることと、
英語論文をまず1本完成させることです。
石井重登
<今年達成できたこと>
- ERCP、PTCD等の検査で大きな合併症なく、一年通して治療を行うことができたこと。
- 飯田市立病院でクオリティーの高いUS、EUSの画像を見ることができた。飯田市立病院で研修したことで順天堂に戻ってから今までより体外式US画像の質にこだわり、観察のポイントを絞って検査をすることができた。
<来年に向けての課題>
- EUS技術の向上:安定して画像を描出し、胆のう腫瘍、膵腫瘍の鑑別診断、進行度、術前評価を正確にできるように努力したい。
- 胆膵領域の病理を学びたい:病理結果を各種画像検査結果と対比してどの所見が病理学的には何を反映していたかを常に意識して1例1例を大切にしながら検査をしていく姿勢をつけていけるようにしたい。
- 英語論文を作成して投稿できるようにしたい。
崔 仁煥
- 今年は、3年連続で胆管結石治療後偶発症(膵炎、出血、穿孔)0(ゼロ)を達成しました。来年は、総合医としてさらに多くの患者さんのお役に立ちたいと考えております。どうぞ、よろしくお願いいたします。
椎名秀一朗
- 今年は、4月から佐藤先生、林先生、畑中先生(9月末まで)が加わり人的にも充実し、設備環境も整い、新規軸を打ち出せるゆとりが生まれた。
- 11月15日から21日までInternational RFA Training Program を実施したが、これは今年の教室の主な仕事の1つとして挙げられると思う。海外から13名の医師が参加し、成功裏に終了することができた。来年はInternational RFA Training Programを2月と10月の少なくとも2回予定している。国際化は順天堂大学の目指す方向でもあり、大学も全面的にバックアップしてくれている。
- 「患者向けラジオ波治療解説サイト http://livercancer-therapy.jp/ 」を立ち上げ、「医局ブログ http://juntendo-livercancer.jp/ 」や「教室ホームページ http://www.juntendo.ac.jp/graduate/laboratory/labo/gazo_shindan/」を充実させたことも今年の仕事の大きな成果と言えるだろう。
- 教室からの国際学会などでの発表は今年大幅に増加したので、来年はそれを英語論文として発表すべく、各医局員とも奮闘中である。
- 臨床、研究、教育をさらに発展させるためにも、多くの先生が入局するような教室を目指していきたいと考えている。