留学生とのJournal Club
今年度は海外から5名の留学生が研修に来ました。
アブレーション(ラジオ波治療、マイクロ波治療)の実地研修だけでなく、アカデミックな活動も取り入れようと考え、毎週水曜日の夕方にJournal Clubを実施してきました。最初に、論文を読むための基本となるCONSORT、STROBE、SPIRITなどの論文を皆で抄読し、その後、AASLD、EASL、APASLなどのガイドラインを読み込みました。
次に、私たちのチームで論文を執筆することにしました。
『Asian Conference on Tumor Ablation Guidelines for Hepatocellular Carcinoma』 の論文は、インパクトファクター12.0の高い評価を持つ雑誌『Liver Cancer』にアクセプトされました。
また、『Liver Disease Trends in the Asia Pacific for the Next 50 Years』 の論文も、インパクトファクター14.0の『Clinical and Molecular Hepatology』にアクセプトされました。
現在、4人の留学生は帰国しましたが、今でもZoomミーティングを行っています。MessengerやWeChatも活用し、むしろ日本の先生方と連絡を取るよりもスムーズに、コミュニケーションを取っています。今後も私たちのチームとして論文を作成していく予定です。
椎名秀一朗