第17回アブレーショントレーニングプログラム開催:2日目
第17回アブレーショントレーニングプログラム2日目は、午前8時30分よりIVO室にて4例(MWA 3例、RFA 1例)のライブデモンストレーションを行いました。椎名教授から、症例毎に適切な体位を選択することの重要性が示され、フュージョンイメージングや造影超音波を用いたアブレーションを実感してもらいました。また、穿刺専用プローブや治療専用ベッドがいかに有用かも理解してもらいました。
その後、昼食をとりながら、当科の戸張真紀先生が司会で「各施設から持ち寄ったアブレーション困難症例検討会①」が行われました。各施設の先生方が症例を提示し検討が行われた後で、留学生のTerguunbileg Batsaikhan先生(モンゴル)、Deng Qing先生(中国)、 Lariza Marie L. Canseco先生(フィリピン)、Javkhlan Maikhuu先生(モンゴル)による当院の類似症例の提示が行われました。
午後は、「超音波検査機器説明」のレクチャーがあり、続けて椎名教授が「アブレーションの総括と展望」のレクチャーを行ない、Post-Testを行ないました。
IVO室に移動後、再び「各施設から持ち寄ったアブレーション困難症例検討会②」を行いました。症例検討会は①②いずれの回も受講者より多くの質問が出て、活発な議論が行われました。その後、ラップアップ(集合写真撮影・修了証授与)があり、16時30分、全プログラムを終了しました。
台風10号の影響を受けながらも、1年ぶりに実施されたトレーニングプログラムは、受講者の熱意と今後の研鑽への意欲が強く感じられた2日間でした。
受講希望者に応えたいと、椎名教授は、今後はインターナショナル版も含め年に3~4回の実施を考えています。国内版・国際版ともに、随時、このホームページなどでご案内します。
10月1日(火)~5(土)には10th International Ablation Training Programを実施する予定です。なお、国内のドクターでも参加可能です。