ALEH(ラテンアメリカ肝臓学会)報告(2)
8月28日から9月4日までコロンビアのボゴタで開催された「ALEH(ラテンアメリカ肝臓学会)」に参加しました。
海外では予期しないことが起こります。今回、スペイン語で届いたメールを何気なく開くと、添付のファイルから翌日にスポンサードシンポジウムで講演することになっていることがわかりました。予定管理は秘書さんに任せていたため、慌ててこれまでのメールを再確認しましたが、やはりどのメールを見ても8月30日に講演するなどという話はありませんでした。直前になって初めて連絡が来たようです。気付かなかったらどうなっていたかと思うと冷や汗がでます。何とか準備をし、製品にも言及して30分間の講演は終了しました。さらに翌日にはALEHの肝腫瘍のセッションでWho are the ideal candidates for loco-regional therapiesのタイトルで講演しました。
いずれの講演でも最後にAPASL 2024 Kyotoのプロモーションビデオを流させてもらいました。講演後に「京都に行きたい」という先生方の声がたくさん聞かれました。また、「日本に行って椎名先生の下でアブレーションのトレーニングを受けたい」という若手もいました。今回のALEH参加はAPASL 2024 Kyotoの広報が目的の1つでしたが、ラテンアメリカでの広報活動は成功でした。
他に2つのセッションではコメンテーターを務めました。AASLDやEASLからの招待者以外はスペイン語でプレゼンテーションし、スライドもスペイン語のことが多いため(同時通訳も一部はありますが)なかなか大変でした。終わってみればよい経験になりました。
椎名 秀一朗