APASL 2021 Bangkokが2月4日から6日までfull digitalで開催されました
APASL 2021 Bangkokからのメールが届いたのは昨年10月27日のことでした。
“We would like to give you the heads up that the APASL 2021 will turn full virtual. It’s a painstaking decision which the Organizing Committee has to make regardless of the enthusiasm shown by the overseas faculty and delegates to attend the meeting physically in Bangkok.”
私は2月4日(水)にpost-graduate courseで講義をしましたが、virtual meetingのため、事前に録画していた講義を流すものでした。 座長の先生の言葉も事前に録画していたものと思われ、講義と座長の先生の言葉を組み合わせて全体の講演として流したのものと思われました。ただし、チャットで上がってくる質問にチャットで答えるためにはその時間にWebinarに入っている必要がありました。
2月6日(土)にはsymposiumの座長をしました。このセッションも、講演も座長の言葉も事前に録画していたものを切り貼りして全体の講演として流すものでした。ただし、講演後、20分間のQ&Aがあり、この進行に関しては誰がどのように進めるのか知らなかったこともあり、若干戸惑いました。事前録画であったこともあり、講演が長引くこともなく、18時40分から19時まできちんと20分間のQ&Aがありました。
Virtual meetingですと海外の学会でも現地まで移動する必要もなく参加できますが、その分準備や当日の参加意識を高めることが多少難しいと感じました。これからしばらくはWEB開催予定の学会が多く、私自身にとってより有意義な参加となるためにはいくらか考察の必要がありそうです。
本年10月にはACTA 2021 TOKYO (7th Asian Conference on Tumor Ablation) を当教室が主催する予定です。リアルに東京の会場で開催することを考えていますが、新型コロナウイルス感染の今後の状況を見極めて、現地開催だけにするか、ハイブリッドにするか、ヴァーチャルにするか、判断していくことになります。
椎名 秀一朗