日本医学医療国際交流財団理事就任と筑波会議2025
このたび、公益財団法人 日本医学医療国際交流財団の理事に就任しました。
同財団は、1992年に元外務大臣・中山太郎氏が設立した「日露医学医療交流財団」を前身とし、日露間の医学医療交流を通じて民間外交の先駆的な役割を果たしてきました。現在は対象国を広げ、新たな国際交流を進めています。
私は2023年に同財団の支援でモンゴルを訪問し、2024年にはモンゴル人留学生を受け入れました。こうしたご縁がきっかけとなり、このたび理事に就任する運びとなったと考えています。
今後も国際医学医療交流の発展に貢献できるよう努めてまいります。
さて、理事就任後の最初の仕事は「筑波会議2025」での講演となります(本来は8月の Mongolian Oncology Forum 2025 を予定していましたが、7月末に台北で骨折したため、モンゴル訪問はキャンセルとなりました)。
医学系の学会や会議で講演する機会は多くありますが、「筑波会議」は少し性格が異なります。これは、世界の若い研究者やイノベーターが未来の地球規模の課題を議論・共創する国際会議です。対象は世界中の若手研究者・起業家・政策立案者であり、科学技術のイノベーションを通じて、健康・環境・社会といったグローバル課題の解決策を議論し、次世代リーダー同士がネットワークを築くことを目的としています。会期中は講演、分科会、ポスターセッション、交流イベントなどが行われます。
私は10月2日に開催される「C-06 先進的がん治療の展望」というセッションにて、「肝腫瘍に対するアブレーションの現状と展望」をテーマに講演します。