“2025 Taiwan Ablation Training with Professor Shuichiro Shiina”が来週に迫ってきました
“2025 Taiwan Ablation Training with Professor Shuichiro Shiina” がいよいよ来週に迫ってきました。
これまで、アブレーションのトレーニングプログラムを年に3〜4回開催しており、国内版は計17回で271名、国際版は計11回で141名の参加者を集めてきました。しかし、このような企画が実施できる環境がなくなってしまいました。
台湾からはこれまで多数の医師が参加していたこともあり、台湾の関係者から「同窓会を実施しよう」という話が持ち上がりました。しかし、同窓会だけでは発展性に欠けるため、これまで同様に、講義、ライブデモンストレーション、ケーススタディ、ネットワーキングのための情報交換会から構成される実践的なプログラムを台湾で開催することになりました。今回は、通常5日間で実施していた内容を2日間に凝縮して行います。ライブデモンストレーションも6症例予定されており、大変充実した内容になると予想されます。
ライブデモンストレーションを実施する関係で、英文履歴書、パスポートのコピーに加えて、医師免許証、英訳医師免許証、専門医・指導医の認定証明書、医学論文リスト、国際学会発表リストなど、各種書類の提出が求められました。
また、台湾の病院で使用する機材(フュージョンイメージング対応の最新超音波装置、穿刺専用プローブおよびアタッチメント、サイドモニター、人工胸腹水用14G針)などの手配や、プログラム内容の確認など、準備すべきことが非常に多くありました。
現在も何人かの秘書さんがリモートでサポートしてくれていますが、遠隔でのやりとりはやはり大変です。さらに、機材の手配に関しては、国内外の多くの方々にご協力いただいており、この場を借りて感謝申し上げます。
受け入れ側の台湾もさまざまな準備に追われていることと思います。ライブデモンストレーションが行われるTaipei Veterans General Hospitalは3,000床を超える大病院であり、この規模の病院は日本には存在しません。今回は、台湾肝癌学会(TLCA)会長のYi-Hsiang Huang先生、台湾アブレーション学会(TATA)会長のChia-Chi Wang先生をはじめ、多くの方々にお世話になります。
また、三井記念病院の森山先生には、昨年のジャワでのライブデモンストレーションに引き続き、今回もご同行いただきます。
椎名秀一朗
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