第40回Microwave Surgery研究会を開催しました:第1日
9月3日(金)・4日(土)、第40回Microwave Surgery研究会が、椎名教授を会長とし、順天堂大学7号館13階の有山登メモリアルホールにてハイブリッド形式で開催されました。Zoom機能を使い、現地会場から、座長、演者、参加視聴者を結びました。
午後2時10分、椎名教授の開会挨拶でスタートしました。
「新型コロナウイルスのパンデミックが始まってから1年半以上が経過していますが、感染はまだまだコントロールできておりません。皆様が以前のように自由に集まることもできないような現状にあって、研究会を予定通りに開けるのだろうかと気を揉む毎日でした。しかし、Microwave Surgery研究会は40回を重ねる伝統としっかりとした基盤を持つ研究会であり、最終的には、一般演題と主題演題を合わせ予想以上の演題が集まりました。
Microwave Surgery研究会は、マイクロ波を中心としたエネルギーデバイスの医学応用に関する研究を目的に発足しましたが、世界で最初にマイクロ波を臨床に応用した学術集会ということで、海外からも注目されています。私の専門とするアブレーションの領域では、日本のマイクロ波はアブレーションの5%とまだまだ少数派ですが、世界的に見ますとマイクロ波はアブレーションの63%を占めています。
今回の第40回研究会は“Ablationの新境地を拓く”というテーマのもと、マイクロ波のみならず様々なエネルギーデバイスのこれまでの実績を振り返り、今後の方向性を見据える機会としたいと考えております。」
一日目の演者には、名和誉敏先生(市立東大阪医療センター)、谷木信仁先生(慶応義塾大学)、小宮山泰之先生(山梨大学)、中村進一郎先生(姫路赤十字病院)、清水遼先生(和歌山大学)、遠藤啓先生(岩手医科大学)など、当教室のトレーニングプログラムやAbation Webinarなどの参加者も多数見られました。
順天堂からは戸張真紀先生が「Japan Ablation WebinarおよびInternational Ablation Webinarについて」と「COVID-19時代の肝癌診療」の2演題を発表しました。
各発表とも会場、参加視聴者、座長などから質問やコメントがあり、活発な討議が続きました。
午後6時30分過ぎ、ネット接続上のトラブルもなく、休憩時間などの調節によりほぼ定刻に一日目のプログラムを終了しました。
※プログラム内容は以下のサイトでご覧になれます。