第58回日本肝癌研究会開催:第1日
5月12日(木)午前8時50分、虎ノ門ヒルズフォーラム第1会場で椎名秀一朗会長の開会の挨拶がなされ、第58回日本肝癌研究会がスタートしました。
「テーマを『Lead the World:新たな肝癌診療モデルの構築』としたのは、肝癌診療で世界をリードしてきた日本が今後も世界をリードしていけるよう新たな肝癌診療モデルを構築する場にしたいと考えたからです」という挨拶があり、続いて午前9時から、第1会場から第7会場で各プログラムが始まりました。ハイブリッド形式で開催され、会場での参加以外に、国内外からWebでの参加も可能でした。
GW明けの週で新型コロナウィルスの感染拡大が心配されましたが、虎ノ門ヒルズフォーラムには多くの参加者が集まり、各会場では司会や発表の先生方はもとより会場とWebからの質疑応答等も活発に行われ、日本肝癌研究会の伝統である熱い議論が交わされていました。セッションによっては座席が足りなくなった会場もありました。
二日間の開催では、シンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップ7つ、ビデオワークショップ、症例検討会、現地ハンズオンセミナーに加えて、日・韓・台の合同シンポジウムも行われます。
第1日は、当教室からは丸山紀史先生がパネルディスカッション「肝癌画像診断の新たな展開」で司会を務め、永松洋明先生がワークショップ「TACE, HAIC等の新たな展開」で司会と「進行肝細胞癌に対する簡易リザーバーを用いた肝動注化学療法」の発表をしました。
堀田直樹先生が「肝腫瘍局所治療センターの立ち上げ」の発表、戸張真紀先生が「「新規マイクロ波焼灼機器Mimaproの初期使用経験」の発表、肱岡悠子先生が「Fibrolamellar carcinomaに対して化学療法を行った一例」の発表をしました。