順天堂大学画像診断・治療学 医局ブログ

順天堂大学大学院医学研究科 画像診断・治療学の医局公式ブログです。
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1月29日(金)に第4回Japan Ablation Webinarを開催しました

1月29日(金)、19:00から第4回Japan Ablation Webinarを開催しました。

第一部は沼田和司先生(横浜市立大学)が症例を示しながらレンバチニブとアブレーションの併用について講演しました。
次に、小宮山泰之先生(山梨大学)が順天堂での6ヶ月間の経験によりその後のアブレーションがどのように変化したかのデータを示し、研修の有用性を報告しました。

第二部は椎名教授による ”What is your perspective?~あなたはどう考えますか?” のセッションでした。これは若手の先生方も参加しやすいようにと、今回から新たな試みとしてスタートしたもので、提示した症例に関し、
「この症例の治療を行なうためにはどのような体位が有効と思われますか?」
「この症例のsafety marginは十分でしょうか?」
「この症例の治療を行うためにはどのような手法が有用と思われますか?」
などの質問を設定していました。2、3症例を検討する予定でしたが、時間が押せ押せになっており、「S2 UPと2番のグリソン鞘に接する病変のablation」の1例を扱っただけとなりました。Zoomの「投票機能」を使用して回答してもらうものでしたが、沢山の先生が参加し、その後の質疑応答も活発でした。この症例は2016年7月の第8回トレーニングプログラムの際に治療を行った症例で、トレプロ参加者の阿蘓里佳先生(日本海総合病院)にもコメントをいただきました。

第三部は丸山紀史先生(順天堂大学)と平岡淳先生(愛媛県立中央病院)の司会によるAblation Case Studies  があり、遠藤啓先生(岩手医科大学)と越智裕紀先生(松山赤十字病院)が症例を提示してくれました。

今回は20時40分を終了予定としていましたが、活発な質疑応答により21時に終了しました。
259名が事前登録し、181名が視聴しました。

終了後は恒例の反省会を行いました。Webなどのオンラインで参加した関係者もいました。
Zoomの「投票機能」を使う新たな試みが功を奏し、参加型Webinarとして面白く、充実した内容になったと思います。

第4回の優秀ディスカッサント、最優秀症例報告者は下記の通りです。

優秀ディスカッサント (メールでいただいた質問、コメントも賞の対象となります)

東 瀬菜先生(大阪医療センター)
所 征範先生(大分大学)
吉田 香奈子先生(大阪市立大学)
須江 真彦先生(姫路赤十字病院)

最優秀症例報告者

越智 裕紀先生(松山赤十字病院)

  • 第5回Japan Ablation Webinarは2月26日(金)に、第2回International Ablation Webinarは3月19日(金)に開催します。
  • 次回以降のwebinarに向けて、現在抱えているRFA困難症例、あるいは過去に治療に難渋した症例などを募集しています。簡単な病歴と代表的な画像を数枚、PowerPointファイルの形でablationwebinar@gmail.com へ送信下さい。
  • 順天堂での研修をお考えの方はご連絡ください。プランニングやアブレーション実技、回診、評価CTの読影など、順天堂大学で行われている日常臨床を体験することができます。1週間単位で受け入れます。
【対象】初級者から上級者まで受け入れ可
【参加費】1回の研修につき事務費用その他として1万円
【提出書類】① 履歴書(顔写真付き) ② 所属上長からの推薦状
【問い合わせ】順天堂大学大学院医学研究科 画像診断・治療学医局 TEL: 03-3813-3111 (内線3382)e-mail: ivo@juntendo.ac.jp

なお、6ヶ月以上の長期研修を希望される場合には、有給のポストやバイト先を用意することも可能です。

         

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