順天堂大学画像診断・治療学 医局ブログ

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5月28日(金): 第7回Japan Ablation Webinarを開催しました

5月28日(金)、19:00から第7回Japan Ablation Webinarを開催しました。
※プログラムは画像にあります。

今回のWebinarでは、これまでとは違ったシステムを使用しました。このためシステムがきちんと作動せず、冒頭の10数分間は動画や音声がつながらなかったり、逆に視聴者の音声が全体に流れてしまったりで、一時混乱した状況になりました。これまで国内版は6回、国際版は2回のAblation Webinarを実施しており、様々なトラブルが発生したこともありましたが、今回のトラブルは別次元で、Webinar中止も覚悟したくらいでした。最終的には何とか立ち直って実施することが出来、またプログラムの内容自体は多くの視聴者の興味を得たようですが、その間参加者の皆さんにはご迷惑をおかけしました。

第1部は、椎名教授による「人工腹水、人工胸水について」の講義でした。
「どのような場合に人工腹水、人工胸水が必要か-作成の目的・当科における作成法-」と「無漿膜野」等の解説を実際の人工腹水、人工胸水作成の動画も使用して解説しました。
人工腹水、人工胸水に特化した内容で、椎名教授(順天堂)が持つ高度な治療技術が非常に解りやすく伝えられる貴重な講義となりました。

また、今回は第1部に続き、第2部・第3部の症例のすべてに「人工腹水、人工胸水」という同じテーマが含まれ、プログラム全体に一貫性があり大変充実したものになっていました。

第2部は、椎名教授による「 ”What is your perspective?~あなたはどう考えますか?~”」 のセッションでした。
椎名教授から提示された以下の3症例、
症例1:「肝S8病変(肝表、初発)に対し、RFA」
症例2:「2011年3月 肝S7病変に対し、RFA・2013年2月 肝S1、S4、S5、S8病変に対し、TAE・2014年3月 肝多発病変に対し、TAE・2014年7月 肝S3、S6、S7病変に対し、RFA」
症例3:「S状結腸癌肝転移 2014年4月 S状結腸癌に対し、腹腔鏡下S状結腸切除・2014年8月 転移性肝癌(肝S3、S4、S6)に対し、RFA」
に対し、
「Q1 この症例の治療を行うためにはどのような体位が有効と思われますか?」
「Q2 この症例の治療を行なうためにはどのような手法が有効と思われますか?」
等の質問が設定され、参加者に返答してもらう予定でした。しかし、ここでもシステムの投票機能が1問目のみしか作動せず、その後は投票なしで進行となりました。

第3部は丸山 紀史 先生(順天堂大学)と 中村 進一郎 先生(姫路赤十字病院)の司会による「 Ablation Case Studies―Ablation 困難症例などの検討―」でした。
症例1:「肝表面に存在する病変や消化管近傍に存在する病変のアブレーション」増原 昌明 先生(大田市立病院)
症例2:「グリソン鞘の右枝に接する径3㎝の病変のアブレーション」畑中 健 先生(群馬県済生会前橋病院)
各症例には全国各地の先生から事前に、またはチャットや挙手で質問や意見が出され、丸山先生からは順天堂での類似症例が提示されました。

トラブルでスタートが遅れたため、予定の20時30分を35分ほど過ぎ、終了となりました。
「人工腹水、人工胸水」という興味深いトピックを取り上げたためか、327名が事前登録し、トラブルにもかかわらず259名が視聴し、いずれも過去最高でした。
終了後は今回のようなトラブルが発生した原因と再発防止を考える反省会を実施しました。

第7回の優秀ディスカッサントは下記の通りです。
♦優秀ディスカッサント
藤森 尚之先生(信州上田医療センター)
須江 真彦先生(姫路赤十字病院)
石川 達先生(済生会新潟病院)
名和 誉敏先生(市立東大阪医療センター)
(メールでいただいた質問、コメントも賞の対象となります)

次回以降のwebinarに向けて、現在抱えているRFA困難症例、あるいは過去に治療に難渋した症例などを募集しています。簡単な病歴と代表的な画像を数枚、PowerPointファイルの形でablationwebinar@gmail.comへ送信下さい。

順天堂での研修をお考えの方はご連絡ください。プランニングやアブレーション実技、回診、評価CTの読影など、順天堂大学で行われている日常臨床を体験することができます。
【対象】初級者から上級者まで受け入れ可
【提出書類】① 履歴書(顔写真付き) ② 所属上長からの推薦状
【問い合わせ】順天堂大学大学院医学研究科 画像診断・治療学医局 TEL: 03-3813-3111 (内線3382)e-mail: ivo@juntendo.ac.jp

なお、6ヶ月以上の長期研修を希望される場合には、有給のポストやバイト先を用意することも可能です。


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