順天堂大学画像診断・治療学 医局ブログ

順天堂大学大学院医学研究科 画像診断・治療学の医局公式ブログです。
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International RFA training program を無事に終了しました

国内版のトレーニングプログラムは何度も実施していましたので、国際版のトレーニングプログラムを実施する構想は前からありました。ただ、日時を決めて具体的に動き出したのは第6回の国内版トレーニングプログラムを終了した8月末で、実際に準備を始めてみると、順天堂で行われるトレーニングプログラムに海外の先生方が参加するには、application, passport copy, employment certificate など 10種類もの書類を大学に提出する必要があることがわかりました。特に、measles, mumps, rubella, varicella, hepatitis B, tuberculosis の6疾病についての immunization records を提出することは容易ではないだろうと思われ、このような手続きをしてまで応募してくる先生方がいるだろうか、とも考えました。参加人数は国内版では18名ですが、国際版では5名から10名としました。これは、外国の先生方を相手にすることは大変だろうと考えたことが1つですが、応募者はそれほど多くないだろうと考えたことも1つでした。しかし、募集を開始するとほどなく10数名の応募者がありました。手続きをクリアできずに断念した方もいましたが、最終的に13名の先生方が参加しました。

言葉や文化、国家、宗教の異なる先生方を7日間もまとめていけるだろうかという不安がありました。患者やスタッフとはトラブルが起きないか、受講者同士は仲良くやっていくだろうか、時間は守ってくれるだろうか、何かとんでもない行動をしないだろうか、と心配しました。しかし、トレーニングプログラムを開始すると海外の先生方は紳士的であり、大変熱心であり、もちろん集合時間に遅れるようなこともなく、これといったトラブルも全くありませんでした。すべては杞憂でした。私達の英語力は各先生方の寄稿にあるとおりです。

朝は8時15分に集合し、夕方は6時過ぎまでずっと順天堂のRFA室あるいはレクチャー室で過ごしてもらうことになりました。計15例28病変に対するラジオ波治療のライブデモンストレーションを間近で見てもらっただけでなく、それらの症例のプランニング、US検査、治療前後の画像比較による治療効果の評価にも参加してもらいました。さらに若手の先生のミニレクチャーも含みますと、計9つのレクチャーを受講してもらいました。私たちもくたくたになりましたが、最終日の打ち上げの際に、”No more 8:15” と言ったところ皆が一斉に笑ったことから判断すれば、海外の先生方にとってもハードな7日間だったのだと思います。

期間中、大変な盛り上がりとなったのは、受講者が大変積極的だったこともありますが、プログラムに関与したすべての人間がそれぞれの持ち場で責任をもって頑張ってくれた結果でもあると思います。本当にありがとうございました。次回の国際版トレーニングプログラムは2月下旬に実施したいと思います。今後ともよろしくお願い致します。

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